確定拠出年金と確定給付年金はどう違うか、ご存知ですか？
いったいどっちがいいの？
企業年金には確定給付タイプのものがあります。
確定拠出年金と確定給付年金はどのように違うのでしょうか、また、どちらがいいのでしょうか？
１．確定拠出年金
・確定しているのは会社の拠出する金額。
・将来受け取る年金額は運用に変わってくるので未確定。
・運用の責任は加入者本人にある。
・毎月会社が拠出した時点で自分のものになる。
不幸にして懲戒解雇されても、会社がつぶれてても全額もらえる。
・転職してもそのまま持っていける。
２．確定給付年金
・確定しているのは、将来支払う年金の金額。
・その金額を約束通り支払う債務を会社が負っている。
・しかし、確定といっても約束であり、運用がうまくいかなかった場合には大幅削減もありうる。
また、不幸にして会社がつぶれてしまうと支払われないこともある。
・年金というのは退職金の後払い分を年金形式で受け取るということ。
勤務年数や職位等で金額が決まる。
途中で転職すると大幅に減額され、転職後はまたゼロスタートになってしまう。
企業業績が右肩上がりで終身雇用がしっかりとしていた時代には確定給付年金も良かったかもしれない。
しかし、将来が見通しにくく、転職も一般化した現在は確定「拠出」年金に軍配が上がりそうですね。
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