老後のお金の不安解消の第一歩、足りない金額をつかもう! (10)


老後のお金のことがなんとなく不安。
そんな人は、まずはいくらくらい足りなくなるのか、それとも大丈夫なのかざっくりとつかみましょう。

1.老後にいくら必要か?

①最低限の生活でよいと考える人

22万円/月 × 25年 × 12月 = 6,600万円

②ゆとりのある生活がよいという人

35万円/月 × 25年 × 12月 = 10,500万円

 

2.国からいくらもらえるか?

③サラリーマン夫婦2人が国からもらえる標準的年金額

22万円 × 25年 × 12月 = 6,600万円

④サラリーマンなら、退職金がもらえる人も

1,000万円~2,000万円

 

3.いくら足りないか?

●最低限の生活でよいなら

③ + ④ - ① =6,600万円 + 1,000万円~2,000万円 ー 6,600万円 = +1,000万円 ~ +2,000万円

●ゆとりある生活を送りたいなら

③ + ④ - ② =6,600万円 + 1,000万円~2,000万円 - 10,500万円 = ▲1,900万円 ~ ▲2,900万円

 

自営業の方は、国からもらえる年金は国民年金(老齢基礎年金)だけなので、夫婦二人で

6.5万円 × 25年 × 12月 × 2人 = 3,900万円

これだけ。

●最低限の生活なら

6,600万円 -  3,900万円 = ▲2,700万円

●ゆとりある生活なら

10,500万円 - 3,900万円 = ▲6,600万円

相当覚悟して準備しておく必要がありそうです。

 

これ以外に、
企業年金(退職金)のある方は、その分を必要額から差し引くことができます。

 

※老後必要金額

生命保険文化センター「平成25年度生活保障に関する調査」
老後を夫婦2人で暮らしていくうえで必要と考える費用
2013年
最低限の生活費:22.0万円
ゆとりあると感じる生活費:35.4万円

 

※年金の金額

平成27年度の年金額(厚生労働省による)
国民年金から支給される老齢基礎年金は、20歳から60歳まで40年間保険料を支払った人で、1人1カ月6万5,008円。
夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額として22万1,507円。
この標準的なモデル夫婦は、夫が平均的収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)42.8万円)で40年間就業、妻がその期間すべて専業主婦であった世帯が平成27年度に年金を受け取り始める場合の給付水準。

 

 

Follow me!