確定拠出年金は従業員には凄いメリットがあるようだけれど、会社にとってもメリットはあるの?
会社にとってもメリットのたくさんある制度なのです。
会社にとってもこんなメリットがあります。
1.「選択制」確定拠出年金を導入すれば、新しい資金負担はありません。
税制優遇のメリットを受けながら老後資金を準備したいと考える従業員が、従来の給料の一部を掛け金として積み立てることになります。
(但し、制度導入時の費用、維持費用がかかります。社会保険料削減のメリットとの比較衡量になります。)
2.会社が退職金を準備すると積立不足が発生することがありますが、その心配はなくなります。
また、突然の退職が発生しても退職金を慌てて準備する必要はなくなります。
3.大きな企業からの退職者は、企業型の確定拠出年金を利用している可能性が高い(※1)のです。
自社もこれを導入していれば、転職者は転職後もそのまま移行することができます。
優秀な人材の確保のための大きなメリットとなります。
4.大企業並みの福利厚生が充実しているということで、従業員のモラールアップにもなります。
※1:従業員数1,000人以上の企業での確定拠出年金の普及率は41%というデータがあります。