4,000万円!!!
そんなの貯められない!!!
そうおっしゃる方、是非お読みください。
老後ゆとりある生活を送るのに、国からの年金では不足する金額は4,000万円。
それを作るにはどうしたらよいか。
早速試算してみましょう。
1.普通の銀行預金の場合です。
お給料をもらう前に所得税、住民税、社会保険料が引かれてしまいます。
5万円貯金したいと思っても、約35%引かれた3万2千5百円しかできないことになってしまいます。
銀行預金の金利はゼロ%と仮定。
毎月3.25万円×12月×30年=1,170万円
2.次は、確定拠出年金の中で銀行預金をした場合です。
所得税、住民税、社会保険料が引かれないので、5万円そのままを貯金できます。
毎月5万円×12月×30年=1,800万円
但し、確定拠出年金の場合、入り口では課税されませんが、払い出し時に課税されます。
ただ、税金は優遇されています。
一時金でもらう場合は退職所得控除が適用になります。
20年超の場合1,500万円まで非課税となり、残りの金額の1/2だけに課税されることになります。
税率20%とすると、
税額は(1,800-1,500)÷2×20%=30万円
つまり、手取りで
1,800ー30=1,770万円
となります。
(他に退職所得の無い場合)
3.更に、確定拠出年金の中で世界標準の投資手法を使って投資信託等で投資した場合です。
これも所得税、住民税、社会保険料が引かれないので、5万円そのまま投資できます。
毎月5万円を30年間、期待利回り5.5%で投資すると
約4,400万円が見込まれます。
上記同様税額を計算すると、
税額は(4,400-1,500)÷2×20%=290万円
手取りは、
4,400-290=4,110万円
となります。
(他に退職所得の無い場合。期待利回りが実現した場合。)
30年後、
1.普通に銀行預金した場合は、1,170万円
2.確定拠出年金の中で銀行預金した場合は、1,770万円
3.確定拠出年金の中で世界標準の投資手法を使って投資した場合は、4,110万円
2と1の差は600万円
3と1の差は、なんと2,940万円にもなってしまいます。
確定拠出年金の中で世界標準の投資手法を使って投資した場合、国の年金で不足する4,000万円を埋めることができる可能性が出てきます。
※預金のような確定利率の商品でなく、投資信託のような投資商品での運用の場合、リスクが伴います。
期待利回り5.5%であっても例えばリスクが12.6%であった場合、いちばん起こりそうな運用結果(最頻値)は 約3,200万円となります。
同じ条件で、一番起こりそうな運用結果(最頻値)を約4,000万円とするためには、毎月6万円の積み立てにする必要があります。