5分でわかる年金制度 (4)


こんにちは、青山創星です。

年金制度って複雑怪奇でよくわからないとよくいわれます。
いろいろ例外もありますが、全体像が端的にわかるように5分間でざっくりとご説明してみます。

年金というのは、老後の生活資金を手当てする制度です。

大きく二つに分かれます。

 

1.国からもらえるもの(公的年金)

国が運営する社会保障制度の一種です。

死ぬまでもらえます。

掛け金は国と企業と社員が負担します。

具体的には、国民年金は全員がもらい、サラリーマンはそれに加えて厚生年金保険ももらえます。

 

2.会社からもらえるもの(企業年金)

会社が社員に支払う給料の後払いとしての退職金のこと。

通常年金形式で支払うので年金と呼んでいます。

掛け金は原則企業が負担します。

具体的には、厚生年金基金、退職一時金、確定給付年金、確定拠出年金、中小企業退共済、特定退職金共済等です。

 

例えば、サラリーマンであれば国民年金と厚生年金保険を国から、企業年金の制度のある方はそれを会社からもらえることになります。
サラリーマンの方は、ご自分の年金が厚生年金基金、退職一時金、確定給付年金、確定拠出年金、中小企業退共済、特定退職金共済等のどれにあたるのか確認してみましょう。
会社の規定集(退職金規定等)で確認するか、総務の担当者に聞いてみましょう。

サラリーマンの妻は、国民年金がもらえます。

自営業の方は国からもらえるのは国民年金だけです。

但し、国民年金基金や確定拠出年金を任意でかけている人はそれももらえます。

 

 

国からもらえるもの、会社からもらえるもの以外に財形年金や個人年金保険等でご自分で準備している方もいるでしょう。

 

あなたはどこにあたるでしょうか、確認しておきましょう。

 

 

※国民年金:国籍にかかわらず、日本国内に居住する20歳以上60歳未満のすべての人が加入。

※厚生年金保険:民間企業(厚生年金保険が適用される事業所(株式会社などの法人、あるいは常時5人以上の従業員を使用する個人事業所))に勤務する70歳未満の人(短時間労働者などは除く)は、年齢にかかわらず、原則全員加入。

※公務員の共済年金は厚生年金保険に統合。

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