こんばんは、青山創星です。
AMラヂオをご存知でしょうか。
最近は、ラジオもインターネットで聞く時代。
なに、それ?という方もおられるかもしれません。
私の母親がAMラジオのNHK第一放送の大ファンで、毎日聞いているようです。
でも、電波の状況があまり良くないため、雑音が大きくて聞きづらいと言っています。
そこで、今日は秋葉原でアンテナの部品を調達してきました。
AMは、amplitude modulationの略で、振幅変調と訳されています。
音声は低い周波数の波です。
それを遠くまで飛んで行く高い周波数の電波に乗せてやることを振幅変調と言います。
NHKの第一放送や第二放送、文化放送といった放送は、このAM放送です。
災害時にインターネット回線がつながらなくなっても、無線で遠くまで電波が飛んで行くので大変重宝するのがこのラジオです。
災害時用の手回し発電ラジオには必ずこのAMラジオが聞ける機能がついています。
但し電波の弱い地域では、雑音が大きくなって聞きづらいことがあります。
そんな時に威力を発揮するのが電灯線アンテナです。
AC100ボルトのコンセントの片側にコンデンサーをはさんで、適当な長さのコードをつなぎます。
そして、そのコードをAMラジオに数回巻きつけると電波が強くなって、聞きやすくなります。
家にまで引き込まれているAC100ボルトの長い回線がアンテナの役割を果たしてくれるのです。
部品はたった3つ。
ACコンセントと200ピコファラッド、耐圧3kvのセラミックコンデンサ、そしてビニール線数メートル。
ACコンセントの片側にセラミックコンデンサーを半田付けしてその反対側をビニール線に半田付けします。
ビニール線をラジオに数回巻きつけると、音が大きくなり、雑音も減って、聞きやすくなる、ハズです。
まだ帰り道。
家に着いたらさっそく製作です。
古き良き時代のAMラジオですが、大地震や停電のような災害時には今でも多いに役にたってくれます。