カテゴリー別アーカイブ: あなたの大切なお金運用術

青山創星のDCスタート塾お申込み

2017-06-16

塾生募集(変更後)20170811

<各回でお伝えする主な項目です。回を追うごとにブラッシュアップし最新情報を盛り込んでいきますので、実際の項目と一部異なることもあります>

第1回
・国の年金はたったこれだけしかもらえない?
・国の年金は元が取れるのか?
・ねんきん定期便であなたのもらえる年金額を知る
・自分の老後不足資金はいくらか試算してみよう
・イデコって何かを知ろう
・あなたはいくらまで掛けれるのか?
・イデコと個人年金保険はこんなに違う!

第2回
・イデコの驚くべきメリット
・企業型確定拠出年金はイデコ(個人型確定拠出年金)よりもっともっとお得!
・数字で知ると一目瞭然!イデコと保険会社の個人年金保険の圧倒的な違い
・イデコでなくてNISA(少額投資非課税制度)じゃないとダメなのはどんな時?
・NISA利用上の大きな落とし穴とは!
・イデコ、個人年金保険、NISA、積立NISAの違いのポイント
・イデコ、個人年金保険、NISA、一般口座の最も適した使い分け方を知る
・資産を大きく殖やす分配金のNISA再投資とは?

第3回(個人型編)
・イデコの仕組みを知ろう
・イデコはどんな時に受取れるのか?
・開始年齢により受け取り時期が異なる
・税金が優遇される優遇する退職所得控除とは?
・転職しても持ち歩けるポータビリティとは?
・どの金融機関が一番いいのか?
・金融機関が破たんしたら掛け金はどうなるのか?
・何に投資するのか?
・債券とはいったい何なのか?
・元本確保型商品にも落とし穴がある!
・投資の効率性を測るシャープレシオとは?
・インデックス型とアクティブ型のどちらがいいのか?
・投資結果に重大な影響を与えるリスクとは?
・分散投資って、ただ適当に分散すると大きなリスクをしょっちゃう!?
・時間分散を実現するドルコスト平均法の真実
・投資信託の手数料で重要なポイント
・長期間の投資ほどリスクは低いというのは間違いだった!?
・投資の複利効果は預金の複利とは違うの?!
・イデコでの運用はどのようにするのか?

第3回(企業型編)
・イデコのメリットに更に上乗せされる企業型の大きなメリット
・損金で自分の老後資金を所得控除しながら積み立てて、しかも社会保険料対象外
・確定給付年金に比べてメリットの多い確定拠出年金
・企業型確定拠出年金の驚くべき仕組み
・ほとんどの人は知らないが、実は一人社長、小規模企業でも企業型はできる
・法人成りするとイデコ(個人型)の掛け金限度は下がるが、企業型にすれば限度額が2倍になる!
・新たな資金不要で中小企業に最適な選択制確定拠出年金とは?
・企業型導入による税金・社会保険料削減の具体例
・国民年金基金と小規模企業共済と企業型確定拠出年金ではどれがいいのか?

第4回
・あなたのタイプ別おすすめ投資法
・インデックス投信とアクティブ投信のどちらがいいか?
・長期投資ほどリスクは高くなるが、長期投資をしたほうがよいのはなぜか?
・インデックスにはどのようなものがあるか?
・スッキリ!簡単!申込する金融機関や運用商品の選び方
・制度の手数料や投資信託の手数料を比較するときの最重要ポイント
・主要な申込金融機関の特徴
・お宝投資信託の見つけ方
・リバランスとは?

第5回
・民間保険の役割
・公的保険とは?
・知らなきゃ損な国の制度
・8万円程度以上の医療費は全額国が負担してくれる高額療養費制度
・傷病手当金とは?
・遺族基礎年金、遺族厚生年金とは?
・死亡保険を考えるポイント
・総復習
・経済は連想ゲームだ!これを知れば経済ニュースを聞くのが楽しくなる。
・美しい女、ハンサムな男はおいしい毒針を隠し持っている。銀行、証券会社、保険会社は危険な地雷を隠し持っている!
・イデコの掛け金をねん出する方法
・イデコに関するお宝情報源

2017-06-16

2017-06-16

 

あなたのもらう国の年金の運用から学ぶ(2)

自分が将来もらう年金資産をGPIF(ジーピフまたはジーピーアイエフと読まれる、年金積立金管理運用独立行政法人)が運用しています。

その運用はどのようなリスクと期待リターンで運用されているのでしょうか。
また、そのリスクとリターンの組み合わせは妥当なものなのでしょうか。
シミュレーションしながら検証してみましょう。
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夢のツールであなた好みの美男美女のレシピを手に入れる

こんにちは、青山創星です。
前回はあなたが将来もらう年金の運用を、GPIFが20年強のタイムスパンで見て金利上昇するというシナリオを基に、「有効フロンティア」の理論を使ってポートフォリオ(資産の組み合わせ)を組み立てて運用しているというお話をしました。

ちょっと難しかったかもしれません。

今回からは、私の創った夢のツールを使ってそのポートフォリオはどのように評価できるのか、改善できるとしたらどのようにすればよいのか、自分に合ったものにするにはどうしたらよいのか、そんなことを実験していきたいと思います。
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あなたのもらう国の年金の運用から学ぶ(1)

あなたが将来もらう年金の資産を運用しているのは、GPIFという国の機関です。
GPIFはジーピフとかジーピーアイエフとか読みます。
年金積立金管理運用独立行政法人の英語の略です。
あなたが安定した年金をもらえるかどうかは、ここの運用がうまくいくかどうかにかかっています。
だから、しっかりチェックしておく必要があります。

今回は、そのチェックという意味合いよりも、あなたの資産運用にこのプロの手法や情報が活かせないかという観点でGPIFの運用の中身を分析していきましょう。

ネット時代というのは本当に便利です。
GPIFは平成26年10月31日に大きなポートフォリオの変更を行いました。
その趣旨をGPIFの運用委員長自らが語っている講演の記録(※1)を読むことができます。

このポートフォリオ変更の意図やその中身を分析することで、プロのポートフォリオ構築の要諦を実践的に学ぶことができます。

さあ、一気に加速して成層圏を突破しましょう。

大きなポートフォリオの変更とは、
資産の構成割合を債券中心から株式中心に変えたという点です。

国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 短期資産
資産構成割合 60% 12% 11% 12% 5%
乖離許容幅 ±8% ±6% ±5% ±5%

⇓⇓⇓

国内債券 国内株式 外国債券 外国株式 短期資産
資産構成割合 35% 25% 15% 25%
乖離許容幅 ±10% ±9% ±4% ±8%

.
GPIFの運用委員長、米澤康博氏の語るポートフォリオ変更の3つの要因とは?

1.「20年強のタイムスパンで見て、金利上昇シナリオを採用」
2.「ポートフォリオをつくるときはもう少しフォワードルッキングで考えなければならない」
3.「より年金財政と整合的な形でリスク許容度が決められた。」

それぞれの意味です。

1.政府は政策目標として2%のインフレ目標を掲げている。
うまくいけばそうなり、そうなると名目金利は上がらざるを得ない。
すると、国内債券のクーポンは上がる。
これ自体は運用主体にとってうれしいこと。
しかし、これは金利が上がった後の話。
金利が上昇する過程では保有している債券の価格が下がるので、キャピタルロスが生じる。
これは避けたい。
以上より他の資産に比べ、国内債券は相対的に劣後する。

2.将来の金利上昇などを想定してポートフォリオを策定するということ。
その想定の仕方は、将来のある一時点ではなく、過程も考慮する。

3.年金額は賃金上昇にスライドして決められる。
賃金上昇率と同じリターンが上がれば何とか年金財政が維持できる。
よって、リターンが賃金上昇率を追いかけていくことが目標になる。
今回、厚労省から新ポートフォリオでのリターンの命題を与えられた。
賃金上昇率+1.7%を確保してほしい、ということである。
.
.
さて、このGPIFのポートフォリオ変更から何を学べるでしょうか。

1.金利リスクには注意が必要。債券、特に国内債券の金利リスクは大きいので注意が必要。

2.将来の経済金融情勢を見越したうえで資産クラス(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)別の期待利回りを設定する必要がある。
でも、これは自分では難しいのでGPIFなどの設定している数字を使うことになるでしょう。

3.将来のお金の必要時期や必要金額をしっかり把握したうえで、耐えられるリスクを設定し、そのリスクの範囲内で最大のリターンを取ることのできるポートフォリオを策定する。

こんなことが学べると思います。

では、
新ポートフォリオのリスク(標準偏差)はどのように決めたのでしょうか?

「運用目標(名目賃金上昇率+1.7%)を満たしつつ、その一方で、下方確率が全額国内債券運用の場合を下回り、かつ、条件付平均不足率が最も小さいポートフォリオを選定した」とあります。
ちょっと難しいですが、主旨は今までの運用に比べてあまりにも大きなリスクにならないよう配慮したということです。
ここで注目してほしいのは、そのポートフォリオの選定にあたって「有効フロンティア」の理論を使っているという点です。

与えられたリスク許容度の範囲内でなるべく高いリターン得られるポートフォリオをこの理論を使って探し出したという点です。
次は、具体的なポートフォリオの作成の過程を見ていきましょう。

まずはその前提となる資産クラス別の期待リターン、リスク、相関係数の設定についてです。

続きは次回。

お楽しみに!

 

 

※1
「GPIFの運用、およびガバナンス改革」米澤康博
http://www.jsri.or.jp/publish/review/pdf/5505/01a.pdf

上記講演に使われた資料
http://www.jsri.or.jp/publish/review/pdf/5505/01b.pdf

国の年金運用をレントゲンしてみよう!

こんにちは、青山創星です。

さあ、ノーベル賞受賞理論解明の旅への第一歩として、私たちのもらう年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金資産の運用はどうなっているのか解明してみましょう。
私の創ったポートフォリオ分析・シミュレーションツールを使って、社会保険料がどうやって運用されているのか、分析してみましょう。
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ノーベル賞理論解明への旅に出かけませんか!

こんにちは、青山創星です。
確定拠出年金のプロ向けのセミナーの準備中です。
きょうはちょっと難しいお話です。
ノーベル経済学賞を受賞した学者の理論を使うとこんな凄いことができる、というお話です。
難しいことはいや、という人はスルーしてください。
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投資では「複利」「長期」「分散」が本当に重要なのか?(6)

「ハイリスク・ハイリターン」といわれているのに、
「同じリターンでリスクを下げる」なんてことできるの?

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投資では「複利」「長期」「分散」が本当に重要なのか?(5)

前回の例では、100万円を30年間運用して一番起こりそうな運用結果が12.6万円という衝撃的なお話をしました。
果たして、投資界にスーパーマンはいるのか?
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投資では「複利」「長期」「分散」が本当に重要なのか?(4)

値動きのある投資商品で投資した場合、1年後の投資成果の分布と30年後の投資成果の分布は全く異なります。
これをしっかり理解していないと、30年後に期待していた金額とはかけ離れた結果(低い金額)になってがっかりすることになりかねません。
投資の場合、「長期ほどリスクは高くなる」のですが、リスクをうまくコントロール(低く)すれば短期投資より投資成果を高められます。
つまり、投資において時間は決定的に重要です。
そして、その時間は取り戻すことができません。

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投資では「複利」「長期」「分散」が本当に重要なのか?(3)

貯蓄の時代から投資の時代に転換しようとしている現代。
「複利」「長期」についての今までの常識は、非常識になってしまいました。

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